50代の専業主婦が孤独を感じる理由とその対処方法
50代になり、忙しかった子育てが一段落すると、ようやくひとりの時間が持てるようになります。
けれども、いざそういう時期になってみると、一緒に出かけるような友人も減り、ひとりでどう過ごしていいのかわからなくなってしまう人も少なくありません。
その結果、ひとりでいる時間が増え、孤独感を感じてしまうようになる専業主婦も多いです。
この記事では50代になると孤独感を感じやすくなってしまう理由や、その対策方法についてまとめています。50代になり、気持ちがふさいだり、不安になったりすることがよくある人は、ぜひ読んでみてください。
この記事の目次
50代主婦の毎日がつまらない理由
①子供が親離れする
②夫婦の会話が少ない
③更年期で体の調子がよくない
④信頼できる友人が近くにいない
⑤働きたくない50代主婦
50代専業主婦は孤独でうつ病になることも
50代主婦が孤独を解消するためにやるべきこと
①趣味がない50代専業主婦は習い事を始めてみる
②本当に友達がいない50代主婦はSNSで輪を広げる
③孤独を感じるパート主婦は昔の友達に連絡してみる
④カフェで気分転換してみる
⑤価値観を変えてみる
50代専業主婦は何してる?家でできる趣味3選
①アクセサリー作り
②パズル
③読書
まとめ:50代専業主婦の孤独を解消する方法はたくさんある
執筆 : GK
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50代主婦の毎日がつまらない理由
50代の主婦が孤独を感じてしまったり、毎日をつまらなくなってしまったりする理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、以下のような理由で孤独を感じてしまう人が多いです。
- 子供が親離れする
- 夫婦の会話が少ない
- 更年期で体の調子がよくない
- 信頼できる友人が近くにいない
- 働きたくない
それぞれ詳しく解説していきます。
①子供が親離れする
50代になると子供ももうだいぶ大きくなっているはずです。小さい頃は毎日目が離せないため、気の休まる瞬間もありません。大きくなって親離れすると、楽になってほっとする一方で寂しくなったり、やる気が出なくなったりすることも多いです。
空の巣症候群という言葉があります。エンプティネスト・シンドロームともいわれ、子育てを終えた中年~初老期の女性に見られる症状です。子供が家を出たり、結婚したりすることで多くの両親が感じる憂鬱で不安になる苦しみの一般的な信念を表す言葉として使われています。
こういった言葉があることから、50代の専業主婦が孤独を感じたり、不安になったりすることはめずらしくないといえます。
②夫婦の会話が少ない
子供が成長して巣立っていくと、夫婦2人きりになる時間が増えます。毎日、他愛もない会話ができるような関係性ならば何も問題はないですが、会話がない状態が続くと孤独を感じることが多いです。
もともと男性は必要なこと以外話さない無口な人が多いです。そのため、聞かれれば答えるものの、自分から雑談のような話題を切り出すことが苦手な男性も少なくありません。
そういう性格だからとわかっていても、話したいことがあるのに聞いてもらえないのは寂しいものです。そういった寂しさがより一層、孤独感を強めてしまいます。
③更年期で体の調子がよくない
40代半ばくらいから体に更年期の症状が出てくる女性も多いです。頭では動きたいと思っていても、体がそれについていけず、落ち込んでしまうことも多いです。
40代、50代の専業主婦は体の不調が原因で、気分が沈んでしまうことがよくあります。さらにこういったことが続くと「自分はもう昔のようには戻れないのでは」といった不安が加わり、悪循環に陥ってしまいます。
もちろん若い頃に比べれば体調がよくないことが増えてきます。けれども、同世代の女性でアクティブに毎日を過ごしている人がたくさんいるのも事実です。気の持ち方や生活スタイルをちょっと変えるだけで積極的になれることも多いです。
④信頼できる友人が近くにいない
子供が小さいときは、子供を経由して付き合いがある人も多かったはずです。けれども、子供が巣立ってしまうとそういったきっかけもなくなります。また、子供同士の学校が離れてしまうと、それをきっかけに親同士も離れてしまうことが多いです。
学生時代に仲が良かった友達も、専業主婦をしている間にだんだんと疎遠になり、連絡することもなくなっていきます。そういった期間が続くと、ますます連絡しづらくなってしまい、結局、気軽に話せるような友達が周りにいなくなってしまいます。
話を聞いてくれる人がいなくなると、どうしても孤独を感じてしまいやすくなります。
⑤働きたくない50代主婦
更年期で体調を崩してしまうと仕事に行きたくなくなる主婦も多いです。年齢的に新しい仕事を探すのも難しく、体力的にキツい仕事も多いです。体調が優れていないと、そういったキツい仕事は難しくなってきます。
仕事に行かなくなると社会からだんだんと遠のいてしまいます。また、仕事をしていない自分を責めてしまうことも多く、気持ちが沈み、より孤独を感じやすくなってしまいます。
50代専業主婦は孤独でうつ病になることも
更年期世代に入り、体の衰えを実感するようになると精神的に参ってしまい、うつ病っぽくなってしまうこともあります。近年、うつ病はそれほどめずらしい症状ではなくなってきています。身のまわりにうつ病の経験がある人がいるのではないでしょうか。
子育てをしている間は、毎日忙しい中で家の中をひとりで切り盛りしていた主婦は、子供が巣立ってしまった反動で自分の役割を見失ってしまうことがあります。また、ずっと子供の成長のためにつくしたことを思い返し、自分は人生の脇役だったのかもしれないと思う人もいます。
こうして自己評価が下がってしまうと、どんどん気持ちが沈んでしまい、その結果としてうつ病になってしまうことも十分ありえます。
そうならないためにも孤独から抜け出すように自ら動き出すことが大切です。
50代主婦が孤独を解消するためにやるべきこと
50代主婦が孤独を解消する方法を紹介します。これをきっかけに少しでも孤独感が解消できればうれしいです。
①趣味がない50代専業主婦は習い事を始めてみる
孤独を感じないためには友達や仲間を作ることが重要です。けれども、50代になっていきなり新しい友達を作るのはなかなか難しいです。
そこでおすすめなのが習い事や教室に通うことです。
習い事を通じて共通の仲間ができ、そこから友達に発展していくことも多いです。また、夢中になれることを始めると孤独感も感じづらくなります。さらに新しいことにチャレンジすることで、脳に刺激を与え、いつまでも若々しくいることができます。
近所のカルチャーセンターなどで何か教室があるかどうか調べてみましょう。少しでも興味があれば、まず試しにやってみることが大切です。
②本当に友達がいない50代主婦はSNSで輪を広げる
習い事や教室に通ってみたいけれども、お金に余裕がなかったり、興味ある教室が近くになかったりする場合もあります。また、定期的に通うのが億劫に感じる人もいるでしょう。
そういった場合はSNSを使って友達の輪を広げてみるのがおすすめです。
SNSならば自分のペースで使うことができますし、費用もほとんどかかりません。自分の趣味と合う人が見つかれば、そこから親交が深まるかもしれません。SNSだと直接顔を合わせる必要もないため、始めるためのハードルも低いです。
頻繁に孤独を感じるようになったならば、SNSで気の合う友達を探してみましょう!
③孤独を感じるパート主婦は昔の友達に連絡してみる
以前は頻繁に連絡をとっていたのに、最近はまったく交流がなくなってしまった。誰にでもそういう友達がいるのではないでしょうか。
子育てが終わり、自分の時間が取れるようになったならば、昔の友達に連絡してみるのもおすすめです。
昔の友達ならば共通項も多いですし、当時の話題で盛り上がりやすいです。まったく新しい人と話すよりも、だいぶ気が楽なはずです。
同世代ならば相手も孤独を感じているかもしれません。そのようなタイミングで連絡を取れば、きっと相手からも感謝されるはずです。電話をきっかけにして、2人の縁が復活することもあるため、積極的に連絡を取ってみましょう。
④カフェで気分転換してみる
たとえ友達がいたとしても、普段感じている愚痴を話すのは抵抗がある。そういった人もいるでしょう。本音を話せる相手を持つのはなかなか難しいです。
そんなときはひとりで外出して、カフェで一息つくのもストレス解消になります。
家から出ることで非日常感を感じられますし、お気に入りのコーヒーやお茶を飲むことでちょっと幸せな気持ちにもなれます。こういった自分に対するご褒美は意外と大きな効果があります。
ずっと家にいてストレスが溜まってきたなと感じたら、とにかく外に出てみることがおすすめです。散歩やドライブなどもいい気分転換になるはずです。
⑤価値観を変えてみる
孤独を感じないためには友達がいたほうがいいですが、かといって無理に作るものでもありません。人によってはひとりでいるのが好きという場合もあります。
「友達が多い=素晴らしい人生」とはなりませんし「友達がいない=ダメな人生」ともなりません。どうしても友達がいないことをマイナスに捉えてしまう人が多いですが、そういった価値観を変えてみるのも方法のひとつです。
本当に友達が必要なのかどうか、改めて自分に問いかけてみましょう。
その結果、やはり必要という結論になったならば習い事を始めてみたり、SNSを始めてみたりして、出会いのきっかけを増やしていきましょう。
50代専業主婦は何してる?家でできる趣味3選
生活の中で夢中になれることがないと孤独を感じてしまうことが多いです。そこで、50代主婦におすすめの家でできる趣味を紹介します。面白そうと感じたものを始めてみてください。
孤独感がつらい。
趣味や息抜き‥。なんかないかな。— 4人育児/専業主婦 (@wtuHDN4KJW43xZm) May 27, 2022
①アクセサリー作り
ダイソーなどの100円ショップではアクセサリーの材料が売られています。それらを使ってアクセサリーを作ってみるのも楽しいです。絵具(UVレジン)とデコレーション用のアイテムを購入して、それを型に流し込むだけで簡単に作ることができます。
アクセサリー作りが上達してきたら、メルカリやフリマなどのアプリで販売してみるのもおすすめです。自分が作ったものを誰かが使ってくれると考えるとワクワクするはずです。
②パズル
自分が好きなイラストや写真のパズルをやってみるのもおすすめです。パズルに集中していると無心になれるため、余計なことを考えずに済みます。また、絵が少しずつ完成に近づいていくことで達成感を得ることもできます。
最初は小さなパズルから始めて、慣れてきたならば500ピース、1,000ピースといった大きなものにチャレンジしていきましょう。
③読書
読書は老若男女問わず、定番の趣味のひとつです。忙しくて時間がないときは、なかなか集中して本を読むことができません。時間に余裕ができたときこそ、興味がある分野の本を読んでみましょう。図書館に行けば無料で本が借りられるため、お金がかからない趣味としてもおすすめです。
例えば主婦なら料理や掃除・家庭内にある電化製品、なんでも構いません。
とにかく自分が長く続けられるジャンルがいいです。
男性なら趣味のゴルフや釣り、フィギュアやアニメなんかもいいですね。— チー鱈ちゃん (@chitarasougo) May 27, 2022
まとめ:50代専業主婦の孤独を解消する方法はたくさんある
50代の専業主婦は子育ても一段落がつき、時間に余裕がでてきます。今まで忙しかった分、急に時間ができるとどうしたらいいのかわからない人も多いです。何もすることがないと、いろいろなことを考えてしまい、ネガティブな思考に陥ってしまうこともよくあります。
時間ができた今だからこそ、新しい趣味を始めてみたり、前々からやりたかったことにチャレンジしてみたり、昔の友達に連絡をとってみたりしましょう。家にこもってばかりいると、どうしても気持ちがふさぎがちのため、外に出てみるのもおすすめです。